切り回し終了2017.02.22

 

先日もお伝えしたかと思いますが、現在、一辺25㎝もある巨大なゴム印を彫っています。
ハンコの講習会で出された課題です。

 


手彫りゴム印の工程としては、
・図案をゴム板に転写する
・文字の輪郭に沿って、切れ込みを入れる(切り回し)
・文字と文字の間、余分な部分をさらう(浚い)
が主な柱となります。

 

木などに彫る木口彫刻と違い、ゴム印は工程数が少ないですが、ある意味木口より厄介です。
なにしろゴム印用の刀は木口よりも厳密に切れ味が求められますし、メンテナンスや砥ぎの頻度も高い。
下手に扱うと、5分も待たずに刀が使い物にならなくなります。
だからこそ高度な技術が必要で、以前に比べて需要も激減しているので、手彫りゴム印の職人は全国でもごくわずかです。

 

そんな難易度の高い技術だからこそ、学ぶのは楽しいし、未熟ながらも今こうして彫れていることに喜びを感じます。
今後も続けていきたいですね。

 


話を戻して、この巨大なゴム印。百福。
文字通り百通りの福の字が並ぶ課題ですが、ようやく切り回しの工程が終わりました。
一見しただけだと分からないので、丸の中だけ先にさらった状態です。
今後、文字の間や枠の外側をさらっていくわけですが……さて、あと何回刀を砥ぐことになるのやら。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です