篆書・小篆:鶴田希2017.05.01

 

15mm(五分丸)篆書・小篆:鶴田希

 

印面に三文字を彫る場合、2:1もしくは1:2で彫る必要があります。
縦に三文字入れる場合もありますが、文字がつぶれてしまうのでよほどのことがない限り二行にします。

 

今回のように鶴という画数の多い字がある場合は、可能であればその字だけで一行にしたい。
でも鶴田という苗字を分けるのはおかしいので、鶴田で一行にするほかなく、しかも名前は希という画数が少ない字。
非常にやっかいなパターンだと言えるでしょう。

 

しかしそこをなんとかするのが、一級技能士の腕の見せ所です。
もしこれを機械で彫ると、等間隔で字を配置してしまうために、鶴の字だけがかなり細かくなってしまい全体的にバランスがおかしくなってしまうでしょう。
そこで、田の字と希の字を小さくし鶴にスペースを譲ることにより、そのアンバランスさを軽減しています。
そのさじ加減はかなり微妙ではありますが、結果として全体的にまとまったハンコになっていると思います。


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