イラストハンコを彫る。その32015.08.08

仕上げ

 

荒彫りが終わった段階では、まだまだ線ができていません。
印面の墨を一度削り落としてから塗り直し、さらに線質を際立たせるよう削っていきます。
これを「仕上げ」といいます。

 

なぜ墨を塗りなおす必要があるのかというと、荒彫りが終了した段階で剥げてしまった墨を塗りなおすためが一つ。
もう一つは、荒彫りした跡はギザギザが残っているので、墨を塗ることでそれを浮き立たせるためです。
そうすることで、彫ったところと残す部分の境界がはっきりするので、後の仕上げがやりやすくなります。
二度手間のようでいて、必要な作業です。

 

そしていよいよ仕上げに入りますが、彫り跡が台形になるように彫っていきます。
■の上の角の部分を、斜めに削っていくようなイメージです。
時々鏡を使ったり、イラストハンコの場合は左右逆に印刷した印稿を見ながら、慎重に彫っていきます。
この工程で出来栄えが左右されるので、大変重要かつ難しい作業です。

 

 

次回は、補刀と捺印です。


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