下準備の重要さ2016.03.30

字入れ準備 比較

 

手彫りにしろ機械彫りにしろ、彫る前の下準備は大変重要です。
印面調整と呼ばれるその作業によって、出来上がりも左右されます。

 

購入した直後の印材には、印面(彫刻を施す面)に無数の凹凸があります。
それをまず平らに均すことで、朱を塗ったり字入れをする作業がやりやすくなります。
凸凹があるままでは綺麗に塗れないし、字入れがしづらいからです。

 

その印面調整をおろそかにしたまま彫刻をしたハンコには、細かい凹凸が残ったまま。
当然、きれいに捺せるわけがありません。印面が平らではないのですから。

逆に言えば、印面がいかにきれいで平らであるかが、職人がどれだけそのハンコに本気で取り組んだかの目安の一つになります。


ぜひ、お手持ちのハンコの印面をよく観察してみてください。
いくら汚れを落としても凸凹が残っているようでは、ハンコとして粗悪品であるだけでなく、使う本人の評価にもつながってしまいます。
紙面にはっきりとムラのない印影を残してこそ、押印された方の確固たる意志と品格が備わる。
そう思います。


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