あくまで手作業。2016.08.25

前回に引き続き、消しゴムハンコのお話。

 


消しゴムハンコ1


消しゴムが彫り終わったら、台木の表に捺印してから裏側に貼り付けます。
もちろんこの台木も、買ってきた木版からノコギリで切り出し、一つ一つヤスリで0.1㎜単位で揃えて削りました。
正直、かなりの重労働です。
あまりに手間と時間がかかるので、次からはすでに切り出してある2㎝キューブをまとめて買ってこようと思います。この前見つけました。
でも見たところ、機械で切ったままのようなので、どちらにしろヤスリで形を整える必要はあります……。
まあ、手間が一つ省けるだけでも良しとします。

 


印袴材料


中身ができたら、外側を保護するケース、印袴を作ります。
なにしろ数が多いので、ある程度まとめて材料を切り出しておいた方が効率的。
写真の量だとだいたい印袴15個分くらいでしょうか。

 

・厚紙(ある程度の厚みがあれば何でもOK)
・紅絹(もみ。赤い加工された絹織物。この部分がハンコ本体に接触する)
・緞子(どんす。外側に貼る、印袴の柄となるもの。折り紙でも代用可)

 

この三つから出来上がります。
本来の印袴は、それぞれ微妙に大きさの違う印材に合わせて作ります。
ですが、台木の大きさをそろえれば同じサイズでたくさん袴が作れるという逆転の発想により量産が可能に。
あくまですべて手作業なので、どうしてもわずかな差は生まれますが、誤差の範囲内です。

 


今回の緞子の柄は4種類に限定していますが、ほかの柄でも販売しております。
もし興味がありましたらこちらからどうぞ。↓
http://horiin.tokyo/shopbrand/hakama-keshihan/


印袴の作り方に関しては、なかなか面倒な作業になるので省きます。
制作動画を見るのが一番なのでしょうが、他の方がネットに上げている動画はどれもいまいち分かりづらい。
機会があれば、紹介動画を作ってみようかと思いますが……果たして要望があるのかどうか。

 

 

消しゴムハンコ2


ともあれ、ハンコと印袴を組み合わせます。
台木も印袴も同じ大きさなので、袴を別の色と取り換えることも可能。

 

最後に、台木の上部を保護するために薄くコーティングして完成です。

 

 

短くまとめる予定でしたが、なかなかの長文になってしまいました。

 

こんな小さなものですが、それだけの手間と苦労の果てに作られているものだということが少しでも伝わればと。

 

大事に使っていただければ幸いです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です