印刷博物館へ2016.10.18

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先日、ハンコの技術講習会の野外研修として、東京の飯田橋にある印刷博物館へ行ってきました。

 

遥か古代の人間が壁に描いた絵から文字が生まれ、印刷技術が生まれ、パソコンを使う現代までのおおまかな流れを学びました。

 


文字の形に加工された金属の棒を組み合わせ、それにインクを塗り紙に捺す、それが活版印刷
一度書けばそれで終わりだったそれまでとは違い、何度も同じ文字を印刷できる。
文字を「活かす」から、活版印刷。

 

印面に朱肉を塗り、紙に捺すハンコと原理は全く同じです。

 


こういった印刷の文化は、なんと日本が世界で初だそうです。
よく中国が初だと思ってる人が多いですが、あちらは記録が残っていない。
でも日本にはちゃんと記録が残っていて、現物もある。それが世界で一番古いそうです。
説明してくださった職員さんが熱く語っておられました。

 


あとは、実際に活版印刷の体験。

 

棚に並んだ、アルファベットが刻まれた鉛の棒を一つ一つ並べて一文を作り、それをそのまま枠で固定し機械にセット。
あとは印刷する紙をセットしてレバーを下げるだけ。
ローラーにインクを塗り、活版にローラーを接触させ、紙に押し当てるまでが、レバーひとつで連動しているおもしろい機械でした。
決して大きくはない機械なのですが、非常によくできた機構で大変興味深かったです。

 

そうしてできたのが、写真右上のしおりです。
手作業でやったとは思えない鮮やかな印刷。昔の人々はこうやっていたんですね。
今回は一文だけ、しかもアルファベットのみでしたが、実際に本を手作業で刷っていた職人さんの苦労はどれほどだったのか。
全てコンピュータで出来てしまう現代では想像もできません。

機械彫りのハンコが主流となってしまったこちらの業界とも通じるものがあり、なんともいえない気分になりました。
手彫りの技術がいずれ博物館でしか見られないものにならなってしまわないよう、頑張らねばなりません。

 


そんなこんなで、見学は終了。
この数時間は大変有意義でした。

 

一般の方でも十分に楽しめると思いますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。
時々、小学生が体験に来ているらしいですし。

 

 

印刷博物館

http://www.printing-museum.org/


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