第65回第印展に出品2017.09.09

 

だいぶ更新が開いてしまいましたが、全国コンクールへ出品する作品作りに追われておりました。
仕事の合間や、文字通り睡眠時間を削っての作品作りは大変でしたが、なんとか今年も完成させることができました。

 

さらに今回は、前回より一部門増えて三部門。
36㎜もある角印を彫ることなんて、普段じゃまずありません。
しかも完全手彫りですから、それこそ何か月も前から制作にあたっておりました。
我ながら、よくがんばったと思います。

 

ですが全国の先輩方は、この何倍もの努力を重ねて作品に取り組んでいることでしょう。
自分の力不足を改めて痛感します。

 

 

とりあえず今はゆっくり休んで、次の作業に取り掛かろうと思います。


過去最高難易度に挑戦2017.08.16

先日、難題の注文が飛び込んできました。

 

社印、役職印などでよくある、二重丸のハンコ。
ただし、サイズは16.5㎜。外周の文字は、25文字もあります。
普通に機械で彫ろうとしたら、確実に文字がつぶれてしまう細かさです。

 

それゆえ他店では断られてしまったそうで、流れに流れて、一級技能士である自分の元へやってきたという流れ。
となれば、手彫り職人として実力を発揮しなければとお受けしました。

 

 

ハンコを彫るやり方には主に三種類あり、
機械彫り(パソコンのフォントを使い、機械で彫っただけのもの)
手仕上げ(手で書いた印稿を用いて、機械で荒彫り、手で仕上げる)
完全手彫り(印稿から仕上げまで、全て手作業)
の三つがあります。

 

今回は、金額と納期の関係で手仕上げで。
普段の注文もほぼ全て手仕上げで彫っています。

 

 

さすがに外周に25文字となると、文字を並べるのだけで一苦労。
パソコン上で微調整を繰り返しつつ手で書いていき、過去に作ったどのハンコよりも細かい印稿が出来上がりました。

 

続いてこの印稿をそのまま機械に読み込ませるわけですが、あいにくソフトがそれほど高性能ではないため、読み込んだ印稿はひどい状態。
なので、また手作業で一本一本修正していかなければなりませんでした。
結果として、自分で荒彫りするのと同じくらいの時間はかかったかもしれません。

そしてようやく機械彫りを開始し、なんとか思い通りの出来に。

 

繰り返しますが、普通に機械彫りをしたら確実に失敗するサイズです。
手間と時間を惜しまず、実力のある人が調整をしなければここまでたどり着けません。
機械任せで自分で彫ることができない、素人がやっているハンコ屋では不可能です。

 

 

そうして荒彫りを終えたハンコを、職人が手で仕上げます。

 

 

こちらはその途中経過です。

仕上げ前と、仕上げ後の差がはっきり分かるかと思います。
ここまでやってこそ、本物の手彫りハンコとして命が吹き込まれます。

 

大変な仕事ではありましたが、貴重な体験をさせていただいたことに感謝です。

 

実は別件で似たようなご注文が来ていますので、そちらも全力で取り掛かろうと思います。


新しい砥石2017.07.15

 

 

日ごろから刃物を扱う以上、砥石は欠かせない大事な道具。

 

ハンコの修行を始めてからずっと使い続けてきた砥石が、とうとう限界まで薄くなってしまいました。
印刀を砥いでは平らに均し……砥いでは均し。
気づけば通常時でもすでに湾曲している状態で、もう平らには砥げないでしょう。
家の包丁を研ぐくらいはできそうですが。(すでに何度か砥ぎました)

 

新しく買うしかないと思っていましたが、ちょうどハンコ屋の知人から、全く使っていないというので砥石を譲り受けました。
ありがとうございます!
これであと10年は買わずに済む! ……かも?


イベント参加のお知らせ(終了しました)2017.07.11

 

来る8月11日。今年もやってきました、コミックマーケット92

 

ありがたくも、この夏もサークル参加することになりました。三回連続の当選です。

 

今回も堀松印房として、過去のイラストハンコの展示と、二次創作手彫り消しゴムハンコの頒布。
そして同じく二次創作の手彫りゴム印と認印の頒布。
前回に引き続き、完全手彫り認印の受注販売も予定しております。

 

さらに今回は、イラストハンコの捺印体験も考えています。
ただこちらはある程度のスペースが必要ですし、実際に限られたスペースをどうディスプレイするか未定な現在、保障はできません。
なんせ一人での参加ですので、そこまで手が回らない可能性もあります。
その場合はご了承くださいませ。

 

 

あとは毎回申し上げておりますが、くれぐれも無理はなさらないようお願いいたします。
冬と同じく、夏のコミケは大変過酷です。
毎回、たいへん多くの参加者が救護室に運ばれています。
体調管理は念入りに、万全の状態でイベントをお楽しみください。

 

 

8/11(金) 一日目、東ホール タ-55a 「堀松印房

作務衣を着て、お待ちしております。よい旅を。

 

 

 

このイベントは終了しました。
​お越しいただいた皆様、ありがとうございました!