変なところにもこだわる職人の性2018.06.26
ハンコを彫るのに使う彫刻刀、印刀は毎週砥ぐようにしています。
切れ味が落ちてはまともに仕事ができませんので。
それとは別に、家にある包丁もたまに砥いでいます。
とはいえ、もちろん印刀を研ぐのとは全く勝手が違うので、少し切れ味が復活したかな?程度です。
もっと練習すれば、それこそ新聞紙をスパーっと切れるようになるんでしょうけども。
プロの切れ味を求めているわけではないので、うちはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。
さて、ここからが本題。
長年使用している自分のハサミの切れ味がだいぶ落ちてきたので、これも自分で砥いでみることにしました。
手のひらサイズのダイヤモンド砥石を手に入れたので、ためしにやってみようと。
最初こそ苦労ましたが、慣れてくればそれなりに砥げるようになりました。
切れ味もだいぶ復活です。
でもこれで満足せず、さらに印刀を仕上げるいつもの砥石でさらに砥いでみました。
驚きの切れ味!! 開閉に全く抵抗がない!!
ダイヤ砥石と仕上げ砥石では細かさが段違いなので、新品のように生まれ変わりました。
ひょっとしたらそれ以上かも。
自分でも驚きです。
切れ味が悪くなったらすぐ買い替える、という方も多いと思いますが。
自分の道具はとことん面倒見て使い続けたい。砥ぐ技術があるんだから、応用しない手はない。
そんな職人のもったいない精神。
十分に応用できることがわかったので、家にある別のハサミも砥ぎました。
うまくやれば商売できるかも(笑