失われつつある手彫りゴム印2019.01.31

ゴム印密刻1 ゴム印密刻2

 

去年のイベントで実演彫刻したゴム印が中断したままだったので、全部彫り終えました。

 

密なる彫刻、密刻と呼ばれるものです。
文字を彫る通常のものとは違い、絵柄を彫ることが多いです。

 

高さは約8cm。細い線だと0.5mm以下。
かなりの技術と集中力が求められます。

 


通常のハンコを手彫りする職人が減少する中、ゴムを手彫りできる人はさらに少ないです。
どうしても高額になる、機械彫りとの違いが分かりにくい、そもそも手彫りゴム印そのものを知っている方が少ない……。
いろいろ原因はありますが、今後さらに減っていくでしょう。

 

ですが、この技術をなくしたくはない。

 

業界を背負うなんて大それたことは言えませんが、自分はずっと続けていきたいと思います。
ゴム印を彫るのは楽しいですし。

 


全て手彫りなので、唯一無二のものができる。
浚った底にできる模様が鑑賞ポイント。
場所によっては土手を付けて彫るので、捺した時に線がよれたりしない。
機械彫りで作ったものより長持ちする。

 

それらの利点もありますので、手彫りがいいというお客様もいらっしゃいます。

 


使われなければ、廃れていく一方の貴重な技術です。

どうぞ、その技を使っていただきたく思います。


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