堀松印房

ドキュメント:歳の印2019 その5「転写」2019.12.04


9センチもの巨大なハンコは、見るのはもちろん触るのも初めて。
緊張はしますが、気合を入れます。

 


まず最初は、印面調整。

 

購入時のハンコは、印面が平らではありません。
転写あるいは字入れをするときのために、ツルツルにしておく必要があります。
しかし普段使っている砥草(細かいヤスリのようなもの)は、小さすぎて一部しか削れません。

 


そこで今回用意したのは、篆刻(石のハンコ)用の合板研磨ヤスリ。
砥草よりだいぶ大きい、金属製のヤスリです。
これなら巨大なハンコも削れます。

 

ある程度削れたら、砥草で円を描くように。
これでかなりツルツルになります。

 

この時、中心が盛り上がるように周りを少し多めに削ります。
というのも、大きなハンコであればあるほど、平面のままでは捺しづらくなるからです。
21mmを越えるハンコは、おそらくこの処理が必要になります。
材質にもよりますが。

 

 

続いて墨打ち。

 

動画では最初指で塗っていましたが、それだとかなり凸凹になってしまいました。
なので、太めの筆を使って改めて塗りなおしました。

 


次に転写。最初の難関です。

 

ここまで大きな印面を一度に転写できるか不安でしたが、なんとかなりました。
転写液を、乾く一歩手前の状態まで薄く塗るのがポイントです。

 

実は、100円ショップで売っている除光液でも転写は可能です。
ただ、こちらはよりタイミングがシビアなうえ、せいぜい15㎜くらいまでの印面しかまともに転写できません。

 

 

 

多少線が薄い部分もありますが、これなら彫れます。

 

次からはいよいよ荒彫りです。

 

 

 

 

 

 

続く。

 

 

 

◆ 動画 ◆

 

【手彫り】歳の印を彫る。02荒彫り④60時間経過

 

YouTube
https://youtu.be/Hwx4LjAXGGw

 

ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36041993

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です