堀松印房

ドキュメント:歳の印2019 その12「彫る順番」2019.12.12


動画を見て気づかれた方も多いと思いますが、端っこから順番に彫っていくわけではありません。

わざと何行か飛ばして彫っています。


それはなぜか。

 

一文字一文字彫っていたら、ゴールのあまりの遠さにげんなりする。

それもあります。


過去に彫った文字が目印になり、次に彫る字を見失うことが減る。

それもあります。

 

でもそれよりも大きな理由は、文字の太さを揃えるためです。

 


自分では揃えているつもりでも、今彫った文字と過去に彫った文字の太さが違う。
そんなことがよくあります。
手彫りならなおさら。

 

だから、わざと隙間を開けて彫ることにより、過去に彫った隣の列の字と見比べることで太さを揃えやすくなります。
逆に過去の文字を見直すことも容易なので、結果として太さの差を縮めることができるわけです。

 


とはいえ……所詮は手作業。

実際にはどうしても差が生まれます。
506個もある文字の太さをすべて揃えるなんて、まず不可能です。


でも一文字ずつ彫っていったら、その修正だけでかなりの時間を消費してしまうでしょう。

時間短縮という意味でも、この彫り方は有効だと思います。

 

ちなみに、普段の仕事でもこの方法で彫っています。

 


続く。

 

 


◆ 動画 ◆

 

 

【手彫り】歳の印を彫る。04仕上げ⑤80時間経過

 

YouTube
https://youtu.be/3iXyK-H8za8


ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36077375

 


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