ゴム印彫刻一級技能士2020.03.26
先日の技能検定の結果がでました。
無事合格しました!!
これで、木口とゴム印の両方で一級技能士を名乗れます。
しかし、これで仕事に困らなくなるなんていうことはもちろんありません。
世間一般では、ハンコの資格があることすら、知る人は少ないです。
だから、これはあくまで目安。
資格を持っていても、実力が足りない人は実在します。
それはそれで問題なのですが、大事なのはそれで満足しないこと。
ようやくスタートラインに立った、と言ってもいいくらいです。
大会に出品し、今の自分の実力を知る。
入賞に向けて、研鑽を積む。
そして入賞を重ねることで初めて、自信をもってお客様に「本物」をご提供できるようになります。
自分はまだまだ、道の途中。
終わりなんてないのかもしれません。
それでも、適当な仕事なんてしたくない。
これは自分が彫ったんだ、そう胸を張って言える仕事をするために。
今日も印面に向かいます。
ゴム印つながりでもうひとつ。
通常、ゴム印は赤いゴム板に彫刻します。
そのまま台木に張り付けたり、間にスポンジを挟んで接着したりします。
でもそれでも、少しでも凹凸があるところには捺しづらいという欠点があります。
そこで登場したのが、白いゴム。
赤いゴムの二倍の厚さがあり、これを使えば段ボールにもはっきり捺せます。
その白ゴムを手に入れたので、ためしに彫ってみました。
赤ゴムと同じように彫れるのですが、厚みがあるので、場所によってはより神経を使います。
細かいものは彫りづらい。
もともと、ゴム印の大きさは大きくても幅が7センチくらい。
普通はもっと小さいものがほとんど。
なので、白ゴムは大き目のハンコに向いているようです。
平らな紙などに捺すなら赤ゴムで充分ですが、段ボールなど凹凸があるものに捺すなら、白ゴム。
商品の選択肢が増えました。