およそひと月かけて…2020.09.20
毎年出品している大印展が今年は中止になり。
発表の場をなくしてはならないと代わりに開催されることになった、令和印章修練会。
その作品作りがようやく終わりました。
あとは印影を台紙に貼って発送するのみです。
その出品作品のひとつ、角印。
仕上げ前と仕上げ後の写真を並べてみます。
仕上げをする前と後で、これだけ変わります。
線質が洗練されているのが分かりますでしょうか?
この仕上げをしないまま、大量の安価なハンコが流通しているのが現実です。
理由は簡単。
できる人が少ないからです。
ハンコ屋の看板を掲げておきながら、手でハンコを彫れる人間がいないケースがほとんど。
外注という形で、職人に彫ってもらう場合もありますが、それはまだマシなほう。
PCフォントを並べ、機械で彫っただけの粗悪品をさも当たり前のようにお客様に提供する。
そんなお店をハンコ屋と言っていいのでしょうか?
安いハンコには、理由がある。
いくらでも偽造ができる大量生産品。
そんなハンコに、あなたの大事な財産、権利を預けられますか?