堀松印房

大事な相棒2020.11.25

 

ハンコを彫るには、彫る道具が不可欠です。これがなければ仕事ができません。

刃物なので日頃からメンテが欠かせず、ずっと切れ味を保つ必要があります。

硬い象牙を彫ったあとは、見てわかるほど刃が削れているので、必ず砥いでいます。

 

大工や料理人などもそうでしょうが、自分で使う刃物は自分で砥ぎます。

手入れすることで道具を大事に扱うようになるし、どうすればよく彫れるようになるか、どうすれば刃が欠けづらくなるか。
意識することで、日々の仕事の仕方にも影響してきます。
結果として、技術の向上にもつながる。
とても大事な作業です。

 


切れ味が鈍っては砥ぐ、鈍っては砥ぐを繰り返していけば、刃が削れて短くなっていきます。
何年も砥ぎ続けていけば、短い刃で彫るのが難しくなってくる。
そのため、刃を出さないといけません。


それが、巻き直し。

印刀を刃と柄に分解し、刃を延ばしてから巻き籐で締める作業です。

 


前回の記録を見ると、5年前にやっていました。
だいたいそのペースで巻きなおしているようです。


5年前とはいえ、やり方は手が覚えていました。
多少てこずった部分はありますが、無事に全て終了。

またこれで、いつも通り彫ることができます。

 

 

この一本一本を使い切るまで、仕事を続けていけたらいいのですが。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です