堀松印房

長年使った道具の更新2021.09.19

 

 

ハンコを彫る最初の工程、荒彫り。
当て木と呼ばれる小さい木の板に印刀を当て、テコの原理で彫り進めていきます。

 

この当て木、その名の通り材質が木なので、鉄である印刀よりも弱い。
長年使っていると、当て木が凹んできてしまいます。

 

写真の左端の茶色いのが、10年以上使い続けたものです。
印刀が当たる部分がだいぶ凹んでしまい、テコでいう支点の部分が低くなってしまいました。
せいぜい数ミリの変化ですが、0.1ミリ以下の精度を求められる印章彫刻においては、かなり大きな差です。
実際、ちょっと彫りづらくなってきたなと思っていました。


なので、思い切って新調しました。

以前、9センチの巨大ハンコを彫ったときに用意した長い当て木を半分に切断。
写真の右二本がそれです。
長さが違うのは、適当に切ったからです(笑

 


これであと少なくとも20年は使えます。
20年後も彫り続けられるかは分かりませんが……。

 


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