堀松印房

篆書・印篆:起雲閣印2022.02.13

 

24mm(八分角)篆書・印篆:起雲閣印


講習会の課題で彫ったものです。


起雲閣とは、静岡県の熱海にある近代建築のこと。熱海市指定有形文化財だそうです。

 


篆書体は文字それぞれにいろんな形がありますが、いかにそれらから選び取り全体の調和をとるかが大事。
文字がきれいに彫れても、ほかの字とのバランスが崩れていたら、そのハンコは価値をなくします。

 

パソコンフォントを使用した彫刻ソフトのみで作られた機械彫りハンコは、ほぼすべてが無価値だと言えます。

偽造がし放題でハンコとしての意味をなしていないという点でもそうですが、

バランスをとろうという姿勢がないどころか、その知識も技術もない素人が作っているからです。

 

チェーン店などの安売り店には、まず素人しかいません。
なのに、「職人」が彫っていると謳う。
本当にその「職人」とやらは、最後まで手仕事で彫っていますか?
経歴も名前も明かさず、本当に実力のある人が作っているのでしょうか?

安い、早いという理由だけで、そんな店に大事な名前を預けるのですか?


先日も、近所の古いハンコ屋がなくなっているのに気づきました。
職人および技術を軽視し続けてきた結果が、これです。
業界自らが厳しい規定を設けて、安売り店の乱立を取り締まらなければ、この流れは変わらないと思います。


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