今の自分の最高を目指して2016.02.17
全国印章技術大競技会の応募締切が迫ってきました。
前回は密刻についてお伝えしましたが、もう一品、手彫りゴム印で応募しようと現在取り組んでおります。
ゴム印といったら現在では機械彫りがほとんどですが、手彫りのゴム印を販売しているお店もあります。
需要の低下や職人の減少で、今やその存在すら危ぶまれる手彫りゴム印。
まして一般のお客様からすれば、手彫りで彫るゴム印があることすら知らない方がほとんどです。
実際、当店ではゴム印を取り扱っておりませんし、この現状でゴム印を続ける意味があるのかと自問することがあります。
でもせっかく身に着けたこの技術、どこまで全国で通用するか見てみたい。
そしてなにより、この奥深く一筋縄ではいかないゴム印を手彫りすることは、楽しい。
通常のハンコでもそうですが、完成した後の印面を見るのが好きです。
朱肉やインクをつける前のまっさらな状態を見ることができるのは、彫った本人である自分だけなのだから。
話はそれましたが、締め切りまであと一ヶ月。
より高見を目指し最高の作品を彫りあげるべく、自分との闘いは続きます。