堀松印房

篆書+絵:天地不仁2021.04.04

 


30mm角(一寸角)篆書・小篆+絵:恭賀新禧

 

意味:天地=自然は仁などではない

→ 天地は人間だけを特別扱いしたりなんかしない

 

 

講習会の課題で彫ったものです。

 

どういった意図でこの課題が出たのかは分かりませんが、3月11日は大震災が起きた日。
あれからもう10年が経ちますが、その爪痕はいまだ残ったままです。
自然の前では人間なんて本当に弱い存在だと、改めて痛感します。
「いつか神様が救ってくださる」というのは甘えでしかないのだと。

 

 

普段は滑らかな線にすることを念頭に彫っていますので、葉や枝など凸凹のものを彫るのはなかなか苦労しました。

 

 

動画も作りましたのでよろしければどうぞ。

 


【手彫り】”天地不仁”を彫る。


YouTube → https://www.youtube.com/watch?v=W6fIQsl1q88


ニコニコ動画 → https://www.nicovideo.jp/watch/sm38533322


篆書・小篆:貞桂冬秀2021.04.01

 

24mm角(八分角)篆書・小篆:貞桂冬秀

 

意味:霜に耐えた桂樹が冬にもすこやかに立っている

 


講習会の課題で彫ったものです。

 

この冬の字のように、左右対称の文字はなかなか彫るのが難しい。
一見してバランスが取れているように見えても、鏡越しに見ると歪んでいることがよくあります。
それにいかに気づき、修正できるかが職人の腕の見せ所。

 

さらに小篆文字の独特の線の流れも表現しなくてはならないので、毎回苦労しております。

これも日ごろの勉強と経験ですね……。

 


篆書:桶狭間古戦場伝説地2021.03.31

 

 

30mm角(一寸角)篆書・小篆:恭賀新禧

 

今年の2月に行われた、第31回技能グランプリの課題です。
東京選手団の一人として参加し、銅賞をいただきました。

 

会場で7時間以内にすべて仕上げなければいけないので、いろいろと荒いです。

上位作品をよーく観察し、自分になにが足りなかったのかをよく考えることが大事。
今回に限らず、先人たちの作品を観察することはいい勉強になります。
それができなければ上達はしません。

 

 

当日の日記 → https://horiin.com/1929

 

技能グランプリ公式サイト → https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/ginogpx/index.html

 


隷書+絵:恭賀新禧2021.03.30

 

 

24mm角(八分角)隷書+絵:恭賀新禧

 

意味:恭しく新年の喜びを祝う


講習会の課題で彫ったものです。

 

今年の1月課題ということで、ただ文字だけじゃなくイラストも加えてみました。

いわば幾何学的な模様の壁の中心に浮かぶ文字といったイメージでデザイン。


しかし実際に線を引いていくと、なかなか思い通りにいかず苦労しました。
奥行も意識しつつ、違和感がないように。
普段の仕事ではなかなか考えないことだったので、いい刺激になったと思います。

 

 


こちらは動画も作りましたので、よろしければご覧ください。

 

 


【手彫り】”恭賀新禧”を彫る。

 

YouTube → https://www.youtube.com/watch?v=JZRzO-I3kXk

 

ニコニコ動画 → https://www.nicovideo.jp/watch/sm38045058

 


第31回技能グランプリに出場2021.02.22


2021年2月20日。2年ごとに開かれる全国大会、技能グランプリに出場してきました。

 



前日にホテルに泊まり、

 


 

朝7時に出発して会場の愛知県国際展示場へ。

 


 

ここで7時間かけて、30mmの角印に9文字を彫りこみます。

 

 

出場するのは3回目。

 

前回よりは練習できましたが、なかなか時間通りに彫りあがらなかったり。
本番5日前に誤字のまま練習していたことに気づいたりと、十分な備えができたとは言えず。

半ばぶっつけ本番的な感じでしたが、実際には余裕をもって終わることができました。
自分でも驚きです。

 



公式サイトにてネット中継されていた場面。捺印しているところです。

 


後日印影を見直すと、彫りが甘かったり修正点がいくつか見つかりました。
本番で気づけなかったのは、それが実力だということ。
自分のレベルを思い知らされます。

 

 

そして二日後の22日。

閉会式がネット配信され、結果発表となりました。

 

 


銅賞です。

 

前回が敢闘賞でしたので、1つ上がったということ。
わずかにですが、進歩していることが証明できたのでよかったです。

 


まだ疲れが残っていますが、次の仕事に取り掛かります。

今回の反省をかみしめつつ。