篆書:富士山本宮浅間大社2017.04.29

 

30mm(一寸角)篆書・印篆:富士山本宮浅間大社

 

今年2月に開催された、第29回技能グランプリで彫ったものです。
何ヶ月も前から準備と練習を重ね、当日7時間かけて彫りあげました。

 

ちなみに、他の作品よりも色が濃いのは、朱肉ではなく印泥を使っているからです。
印泥の中の美麗という種類は、濃く落ち着いた色が特徴。ここぞというときに使います。

 

結果として入賞することはできませんでしたが、大変いい勉強になりました。
傾向として印篆は上位になりづらいというのと、今見るとところどころに改善点が見受けられます。

 

入賞者との実力の差を痛感しつつ、次回はもっと上を目指したいと思いました。


第65回 大印展規定2017.04.21

 

今年もこの季節がやってきました。大印展
毎年あるハンコの競技会で、全国から職人が作品を出品しその技を競い合います。

 

前回の大印展の手彫りゴム印の部では、ありがたくも全国一位の評価を頂きました。
ただし、金賞の該当作品なしで、応募数4作品という中での一位。
素直に喜べない結果でした。

 

でも逆に言えば、まだ目指すべき上があるということなので、今回も出品することにします。
締め切りは数ヶ月先ですが、今のうちから準備を始めておかなければ。


過去の自分と再会2017.04.13

 

部屋の片づけをしていたら、数年前に彫ったハンコが出てきました。

 

外周(回文)と内周(中文)に分かれた、役職印と呼ばれるとても細かいハンコです。
直径は18mmしかありません。
裏に2012年とあったので、一級技能士の資格を取るために練習で彫ったものですね。

 

一級の試験は、事前に通知された20種類の課題から、当日にくじで引いた課題を5時間で彫りあげるというもの。
そのため、事前にその20種類を全て彫ってから当日に挑みました。
これはその一つです。

 

ですが今見ると……あちこちに改善点が。

 

短時間で彫りあげなければならないので、かなり急いで彫ったとはいえ。
今の自分だったらこうする、という箇所がいくつも見つかりました。

 

この数年で、それを見分ける実力がついてきたという証拠でしょうか。

 


一級の資格を取ったからと言って、もちろんそれで終わりではありません。
むしろ出発点と言ってもいい。


前回よりも、いいハンコを。

それを常に心がけて、明日も頑張ります。


入学祝に2017.03.27

 

うちの姪っ子がこの春に小学校に入学するので、そのお祝いに手彫りのゴム印を作ってみました。
彫る作業自体はすぐ終わったのですが、実はその他に時間をかけすぎてしまいました……。

 

印面を保護する印袴、こちらは毎回手作りするのでそれだけで手間がかかります。
しかもハンコの大きさがやや特殊だったため、材料のサイズを決めて切り出すところから始めなければなりません。

 

そして装丁に使ったのが、こちらも手作りの折り紙の箱。
折り紙の本を見ながらの作業で、慣れない作業にまた時間がかかり。
ひと箱作るのに8枚も必要なので、それだけでもかなりの手間です。
しかも本の通り作ったら、フタと本体の大きさに差がありすぎたので、二回折りなおしてます。

 


それだけ手間と時間をかけただけあって、それなりに格好はついたと思いますが……商品にするのは難しいですね……。

 

折り紙は楽しいですが、それこそ機械並みに正確に折らないと綺麗な形にならないので、実は大変な作業です。