東印技術講習会修了式2016.05.24

技術講習会修了式 修了式 ゴム印銅賞 修了式 判下銀賞

 

先日、ハンコの勉強で通っている技術講習会の修了式がありました。
ハンコ業界は3,4月の卒業・入学シーズンが一番忙しい時期なので、少しずらしてこの時期にやっています。

 

慣れないスーツを着て、出席するのも早や6回目。
同期の講習生はだいぶ減ってしまいましたが、今回も賞を頂きました。

 

判下部門:銀賞
ゴム印部門:銅賞
木口の課題は摸刻だったので、賞はなし

 

満足のいく結果ではありませんでしたが、己の未熟さを実感し、次につなげるべく身を引き締めなければと思いました。


ハンコ屋は、うまく彫れるのが当たり前。
月並みながら、本当に一生が勉強だなと思います。


古印体:卑弥呼王2016.05.24

24mm(八分角)古印体:卑弥呼王

 

24mm(八分角)古印体:卑弥呼王

 

ハンコの技術講習会の課題で彫ったものです。

 

偽造の防止という点では、文字を枠につけるのは有効です。

機械彫りでは、枠と文字の接地部分を彫るのが苦手なため、同じハンコを作るのが難しいからです。

 

ただ今回の場合だと、無理に枠につけると文字のバランスだけでなく、全体としてのバランスも崩れてしまうためすべて離しました。

彫る字によっても判断が変わってくるので、職人のセンスが問われます。

もちろん、ちゃんと彫れることが前提となりますが。


篆書、印篆:峰崎醫院2016.05.18

18mm(六分丸)篆書、印篆:峰崎醫院

 

18mm(六分丸)篆書、印篆:峰崎醫院

 

ハンコの技術講習会の課題で彫ったものです。

醫は古い字の医。よく見ると左上の部分が医の字ですね。

 

どの字もある程度の画数があり、かつ四文字なので比較的字の配置は楽です。

しかし、上下の字と接する部分によっては一考が必要です。

 

たとえば峰と崎の接する部分。わずかに縦線が互いに入り込んでいるのが分かりますか?

醫院の場合は横線が多く、院の上の点があるくらいでそれほど難しくはありません。

ですが縦線が多い場合は、そのままきっちり分けて配置すると、その部分が広く見えてしまいます。

なので、この場合は双方の縦線を延ばし、空白を埋めているのです。

そうすることで、全体としてバランスが良くなります。

 

何気なく字を配置しているようで、実はいろいろと考えています。

機械彫りにはできない芸当です。


デザインフェスタ43を終えて2016.05.16

 

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5月14日と15日、東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタに参加してきました。

 

手彫りハンコの魅力を伝えるべく、全国から集まったハンコ職人たち。
その彫刻要員として、自分も参加させていただきました。
今年で三回目となります。

 

今回の目玉は、なんといっても手彫り体験。
実際にお客様にハンコを彫っていただき、職人のサポートを受けつつ手彫りの技術を体感していただく。
途中からは職人にバトンタッチし、仕上がりまでその場で仕上げる。

 

石に彫る篆刻教室はよく見かけますが、実践的なハンコの彫刻体験はまず見たことがありません。
珍しさもあってか、この貴重な体験をされたお客様は二日間合わせて三十名ほど。
自分も5名を担当させていただきましたが、みなさん最後は笑顔で帰られていました。
体験したあと、完成品を後日発送することも可能だったのですが、全員が仕上がりまでご覧になっておりました。
それだけ喜んでいただけたのだと、手ごたえを感じることができました。

 

手彫り彫刻を体験することにより、ハンコに対する知識を深めることができる。
対応する側としても、お客様とお話しさせていただくことで得るものは大きい。
より良いものを発信していくことが使命である手彫り職人として、今回の企画の効果は今までで一番高いのではないかと思いました。
その一場面に立ち会えたことをうれしく思います。

 


もちろん、ハンコ屋inデザフェスは手彫り体験だけではありません。
似顔絵およびゴム印、物販、宣伝、設営、すべてをまとめる実行委員。
たくさんの人が関わっております。
そうして実現することができた今回のイベント参加。
改善点もいろいろあったと思います。
ですが、少なくとも自分は成功したと思いました。

 

多くの努力とご協力、そしてお立ち寄り頂いたお客様。
全ての方に感謝を申し上げます。

 

有難うございました。
そしてお疲れ様でした!