第65回大印展の結果発表2017.10.02

 

先日発送した大印展の結果が発表されました。

 

認印・実印の部は、褒賞
去年と同じです。でも順位は少し上がりました。まだまだ上位との差は大きいです。

 

そして前回銀賞だったゴム印・普通の部。
今回も銀賞でした。
去年と違うのは、今年は金賞受賞者がいるということ。
その一位の方は、なんと今年からゴム印を始めたそうです。
それだけでも驚きですが、今回の課題を30個も彫ったそうです。同じ課題を30回ですよ。
どうしたらそこまでできるのか。そんなことを聞かされたら一位も納得です。
別部門のゴム印・密刻の部でも賞を取ったというから、すごすぎてもう言葉もありません。
全国には怪物がいたものです……。

 

 

いよいよ最後、一番力を入れて出品した、木口角印・印篆の部。

 

誤 字 に よ り 失 格 。

 

……最悪の結果となりました。この数ヶ月の努力が無駄に終わったわけです。
過去にも誤字で失格になったことがあったので、ちゃんとやろうと気を付けていたはずだったのに……。
審査員の方から「審査外ではあるものの、出来は良かった」との言葉を頂きましたが、結果が出なければ意味がありません。

 

しばらくショックが長引きそうです……。

 

 

11月に表彰式が執り行われます。

他の方の作品をじかに見て勉強するためにも、今年も参加させていただこうと思います。


公益社団法人全日本印章業協会認定 一級印章彫刻師2017.09.17

 

 

第3回 技術検定合格者 発表
http://www.inshou.or.jp/images/pdf/3_gokaku.pdf

 

先月受験した、手彫りゴム印の一級試験の結果が発表されました。

 

めでたく合格です!

 

今後は、公益社団法人全日本印章業協会認定「一級印章彫刻師」を名乗ることができます。

 

 

すでに持っている印章彫刻一級技能士は、厚生労働省が認定する国家資格です。
対してこちらは印章協会の認定なので、いわば格下の資格。
ですが、いずれ迎えるゴム印の技能検定一級の資格を得るための練習でもあります。

なので今回合格できたことは、技能検定に向けて手ごたえを得たということ。

 

試験日はかなり先になってしまいますが、今後も努力を続けていきたいと思います。


第65回第印展に出品2017.09.09

 

だいぶ更新が開いてしまいましたが、全国コンクールへ出品する作品作りに追われておりました。
仕事の合間や、文字通り睡眠時間を削っての作品作りは大変でしたが、なんとか今年も完成させることができました。

 

さらに今回は、前回より一部門増えて三部門。
36㎜もある角印を彫ることなんて、普段じゃまずありません。
しかも完全手彫りですから、それこそ何か月も前から制作にあたっておりました。
我ながら、よくがんばったと思います。

 

ですが全国の先輩方は、この何倍もの努力を重ねて作品に取り組んでいることでしょう。
自分の力不足を改めて痛感します。

 

 

とりあえず今はゆっくり休んで、次の作業に取り掛かろうと思います。


過去最高難易度に挑戦2017.08.16

先日、難題の注文が飛び込んできました。

 

社印、役職印などでよくある、二重丸のハンコ。
ただし、サイズは16.5㎜。外周の文字は、25文字もあります。
普通に機械で彫ろうとしたら、確実に文字がつぶれてしまう細かさです。

 

それゆえ他店では断られてしまったそうで、流れに流れて、一級技能士である自分の元へやってきたという流れ。
となれば、手彫り職人として実力を発揮しなければとお受けしました。

 

 

ハンコを彫るやり方には主に三種類あり、
機械彫り(パソコンのフォントを使い、機械で彫っただけのもの)
手仕上げ(手で書いた印稿を用いて、機械で荒彫り、手で仕上げる)
完全手彫り(印稿から仕上げまで、全て手作業)
の三つがあります。

 

今回は、金額と納期の関係で手仕上げで。
普段の注文もほぼ全て手仕上げで彫っています。

 

 

さすがに外周に25文字となると、文字を並べるのだけで一苦労。
パソコン上で微調整を繰り返しつつ手で書いていき、過去に作ったどのハンコよりも細かい印稿が出来上がりました。

 

続いてこの印稿をそのまま機械に読み込ませるわけですが、あいにくソフトがそれほど高性能ではないため、読み込んだ印稿はひどい状態。
なので、また手作業で一本一本修正していかなければなりませんでした。
結果として、自分で荒彫りするのと同じくらいの時間はかかったかもしれません。

そしてようやく機械彫りを開始し、なんとか思い通りの出来に。

 

繰り返しますが、普通に機械彫りをしたら確実に失敗するサイズです。
手間と時間を惜しまず、実力のある人が調整をしなければここまでたどり着けません。
機械任せで自分で彫ることができない、素人がやっているハンコ屋では不可能です。

 

 

そうして荒彫りを終えたハンコを、職人が手で仕上げます。

 

 

こちらはその途中経過です。

仕上げ前と、仕上げ後の差がはっきり分かるかと思います。
ここまでやってこそ、本物の手彫りハンコとして命が吹き込まれます。

 

大変な仕事ではありましたが、貴重な体験をさせていただいたことに感謝です。

 

実は別件で似たようなご注文が来ていますので、そちらも全力で取り掛かろうと思います。