まさかのダブル受賞2018.09.28

第66回大印展 結果

 


だいぶ間が空いてしまいました。
注文が立て続けに入ったり、全国大会へ出品するハンコ作りで忙殺されておりました。

 

そのハンコの全国大会へは無事に出品が終わり、先日その結果通知が届きました。

 


第66回 大印展

 

・木口認印・実印の部 : 褒賞

・木口角印・印篆の部 : 金賞 & 賀茂御祖神社宮司賞

・ゴム印普通の部   : 金賞 & 大阪府中央会長賞


なんとダブル金賞受賞いたしました!!

 


前回は、
実印の部は同じく褒賞。角印の部は誤字で失格。ゴム印は銀賞でした。
ゴム印で念願の金賞がとれたのはもちろんうれしいですが、まさか角印でも金とは驚きです。
そこまでよくできたとは思っていなかったので……。


とにかく今は、審査員の方々と、今まで教え導いていただいた講習会の先生方。
そして応援していただいたすべての方へ、心より感謝申し上げます。
今に満足することなく、今後も精進を続けてまいります。

 

11月に表彰式がありますので、また今年も大阪へ行ってきます。
今回は迷わないようにしないと……(汗

 

 

●大印展とは

昭和28年に始まり、毎年開催される、日本初の印章展覧会。
全国から出品され、金賞・銀賞・銅賞に加え、経済産業局長賞、大阪府知事賞、大阪市長賞などの各賞がある。

 

印章展覧会はほかに「全国印章技術大競技会」があり、こちらは2年に一度。

 


血の通った仕事2018.07.31

 

 

写真は、購入した印材を削って印面調整したところです。

 

機械彫りとは違い、職人の手が入ることで、すでにここから差が生まれます。
印面が平らでないと、きれいな印影は捺せません。

 

 

完全手彫りのハンコを注文される方は本当にまれです。
月に一本あるかどうか。
時間もかかるし、決して安い買い物ではないので当然かもしれません。

 

しかし、その高いハンコを手にされたお客様の多くが、買ってよかったとおっしゃいます。

 

職人にとって、これに勝る喜びはありません。
長い修行の末に身に着けた(もちろん今も修行中ですが)、唯一無二のハンコを生み出す技術が認められた瞬間です。
続けてきてよかった、と心から思います。

 


つい昨日も、お客様からお礼のメールをいただきました。
大切に使います、と。

 

機械彫りしただけの劣悪品がはびこる昨今、それでも「本物」を求めて当店を見つけてくださったことに感謝です。

 

こちらこそありがとうございました!

 

 

手で彫れる人が少なくなり、ハンコの価値が下がる一方の世の中です。
この流れを変えるのは途方もない困難なことでしょう。

 

でもせめてもの抵抗として。
一級技能士として。
「本物」を発信していくことは続けていきます。

 

喜んでいただける方がいる限り。


秋の大会へ向けて2018.07.16

判下練習

 

毎年大阪で開催されるハンコの大会、大印展。
去年の大会では、出品した作品がまさかの誤字で失格。
そのリベンジを誓い、少しずつ作品作りを続けております。

 

その中で、ゴム印の印稿となる判下づくりのために、なるべく毎日筆を持つようにしています。
いくら彫る技術があっても、ちゃんとした文字が書けるようにならなければ意味がない。
一級印章彫刻師の名の恥じないよう、日々精進です。

 


自分の場合、何度も何度も同じ文字を書くのは苦になりません。
なぜなら、書くたびに新しい発見があるからです。

 

思い描く理想の形へと近づけるために、細かい修正点を改善していくことで上達していく。
ハンコづくりでも、細かい修正を重ねていくことで完成していく。
その共通点があるからかもしれません。

 


今度こそ金賞を取れるように、がんばって完成させます。


変なところにもこだわる職人の性2018.06.26

ハンコを彫るのに使う彫刻刀、印刀は毎週砥ぐようにしています。
切れ味が落ちてはまともに仕事ができませんので。

 


それとは別に、家にある包丁もたまに砥いでいます。
とはいえ、もちろん印刀を研ぐのとは全く勝手が違うので、少し切れ味が復活したかな?程度です。
もっと練習すれば、それこそ新聞紙をスパーっと切れるようになるんでしょうけども。
プロの切れ味を求めているわけではないので、うちはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

 


さて、ここからが本題。

 


長年使用している自分のハサミの切れ味がだいぶ落ちてきたので、これも自分で砥いでみることにしました。
手のひらサイズのダイヤモンド砥石を手に入れたので、ためしにやってみようと。

 

最初こそ苦労ましたが、慣れてくればそれなりに砥げるようになりました。
切れ味もだいぶ復活です。
でもこれで満足せず、さらに印刀を仕上げるいつもの砥石でさらに砥いでみました。

 

 

 

 

驚きの切れ味!! 開閉に全く抵抗がない!!

 

ダイヤ砥石と仕上げ砥石では細かさが段違いなので、新品のように生まれ変わりました。
ひょっとしたらそれ以上かも。
自分でも驚きです。

 


切れ味が悪くなったらすぐ買い替える、という方も多いと思いますが。
自分の道具はとことん面倒見て使い続けたい。砥ぐ技術があるんだから、応用しない手はない。
そんな職人のもったいない精神。

 


十分に応用できることがわかったので、家にある別のハサミも砥ぎました。

 

うまくやれば商売できるかも(笑


ここで専門家の出番です。2018.06.06

今まで、ハンコに関する動画を30本以上作ってきました。

 

実はそれらすべてで使っていたのは、ビデオカメラではなく、デジタルカメラの録画機能でした。
最初はそれでも満足していましたが、最近ではどうしても画質の粗さが目立つようになり。

 

やはりちゃんとしたビデオカメラを買おう。と思い立ち。

 

 

  


ついに購入しました!!

 

将来的に4K対応のものが欲しかったのですが、さすがに高くて断念。
でもフルハイビジョンでも、十分に鮮明な動画が撮れました。

 

このカメラのポイントは、「ワイプ撮り」という機能。
前方の被写体を撮りながら、撮っている本人や横にいる人まで撮れるというものです。
正直、買ったときは使うかどうか疑問でした。
しかしハンコを彫る動画に、彫っている本人も映るというのはかなり有効だと気付きました。

 

高画質で動画が撮れるし、予想外の活用法も発見。
実にいい買い物をしました!

 


まだまだ操作に慣れる段階ですが、今後は格段に画質の上がった動画が作れそうです。